不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 睡眠障害で閉塞性睡眠時無呼吸というものはどのような症状なのか詳しく教えてほしいのです。また、どのような形で出てくるのでしょうか?
A 朝起きたときにぐっすり眠ったという満足感が感じられないことや、日中に何度も居眠りをしてしまうような状態があると、睡眠がしっかり取れなくなり、日中に眠くなってしまいます。
症状としては就寝中に呼吸が止まったり(無呼吸)、呼吸が浅くなったり(低呼吸)する為、中途覚醒や日中の眠気、倦怠感などが生じる睡眠障害となります。睡眠検査による確認や、無呼吸の重症度に応じて、減量などの生活指導が必要になります。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 不眠症の睡眠障害でレストレスレッグス症候群というのがあるのですが、どのような症状なのか詳しく教えてほしいです。また、どのような形で出てくるのでしょうか?
A レストレスレッグス症候群はむずむず脚症候群とも言われていて、むずつきや不快感や下肢の不快感(異常感覚)により強い入眠困難が生じる睡眠障害です。特徴としては、下肢不快感のため足を動かしたいという衝動にかられ、安静にしていると悪化、四肢を動かすと症状が軽減、症状が夕方~夜間に悪化するということです。このような特徴が出ていると鉄欠乏性貧血や脳神経疾患、薬の副作用、カフェインやアルコール摂取、喫煙などの誘因がある場合も考えられます。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 最近、夜布団に入ってもすぐ寝付けないです。不安事や考え事をしているとさらに目が覚めてしまいます。寝れたと思ってもまた目が覚めてしまうため寝つきが悪く、朝目覚めたときに不快です。不眠症なのでしょうか?
A 夜なかなか寝付けない、目が覚めてしまう、眠りが浅いなどある場合、不眠症の可能性があります。不眠症にはさまざまな原因があります。身体的な要因としては頻尿、痛み、性差、心の要因では悩み、不安、イライラ、極度の緊張など多くあります。また生活習慣ではアルコール、カフェインの過剰摂取等があります。環境では騒音や、気温が考えられます。現代の日本では5人に1人が不眠症に悩まれています。数週間寝付けない等の症状がある場合は、一度専門医に相談しましょう。
また、当院でも不眠症状の軽減に向けた施術メニューをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 寝つきが悪かったり、途中で目が覚めてしまうとなかなか寝付けなかったり、眠りが浅いことがあります。それ以外にも日常生活でめまいや頭痛、睡眠の質が低下するので、熟睡感を得られず寝不足になることも多いです。これは不眠症でしょうか?
A 自律神経失調症かもしれません。自律神経は日中や活動時に優位になる交感神経と、夜間や睡眠時に優位になる副交感神経によって構成されています。
この二つの神経がバランスを取りながら働くことで心身の健康を保っています。
しかし、ストレスや不規則な生活が原因で自律神経のバランスが乱れてしまい、その結果、頭痛やめまい、不眠症などの様々な症状が現れます。自律神経のバランスが崩れることで心身に起きる様々な不調の総称です。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 高齢者の方達に多い夕方ごろから早晩にかけて眠気がでてきて、朝早く起きてしまう原因は何なのでしょうか?逆に若い人達で多い夜中になっていても全然寝付けず夜更かししてしまったり、朝早く起きようとしても起きられず遅刻してしまう原因は何ですか?
A 概日リズムに乱れがある可能性があります。私たちの体には約24時間のリズムで生理機能や行動を調節する体内時計があります。体内時計が睡眠と覚醒のリズムを、地球の自転に伴う明暗周期に一致させることで、学校、仕事等に無理なく参加することができます。ところが、体内時計のリズムが自転(明暗)周期にうまく同調しなくなると、望ましいタイミングで寝起きできなくなります。これが概日リズム睡眠・覚醒障害とよばれる病気であり、同調障害の種類により数タイプに分けられます。