顎関節症


顎関節症とは?
口を開こうとすると、顎の関節や顎を動かす筋肉が痛む、あるいは十分には大きく口を開けられなくなることがあります。また、口の開け閉めで顎関節に音がするという症状が出ることもあります。
顎関節症の根本原因は?
顎の関節や筋肉に異常な負荷をかける癖、噛み合わせの不良、ストレス、歯ぎしりやくいしばりによって顎関節症を発症すると言われています。症状としては、顎の痛み、口を開けにくい、関節音がするなどがあります。
顎関節障害や不調の多くは外傷が関与していると考えられます。顎関節症の原因は、虫歯や歯周病、歯並び、ストレスなどではなく、顎関節の外傷が影響している可能性があります。
顎関節症がない場合、ひと差し指から薬指までの3本分が口に入るのが通常です。口が開きにくいと感じた場合、指3本分を入れてみて、入らない場合は顎関節症の可能性があります。また、口が左右にうまく動かない場合も顎関節症が疑われます。
こんなお悩みはありませんか?
顎関節症を放置するとどうなるか
→局部的な炎症が進行し、広がってしまう恐れがあります。顔面骨格や頚椎の歪みにつながることもあります。また、関節円板の癒着が進行し、口を開きにくくなる症状が出る場合もあります。
顎関節症になったら控えたほうが良いこと
→日常生活で顎に負担がかかる行動や、うつ伏せで寝ることは控えるか、注意が必要です。
顎関節症の時のセルフケア
→咬筋(噛みしめたときに盛り上がる部分)を、少し痛みを感じる程度の強さで円を描くようにマッサージします。
顎関節症は温めるのと冷やすのではどちらが良いか
→筋肉の緊張が強く、慢性的な痛みに対しては温めることをおすすめします。温めることで、症状の軽減が期待できます。
顎関節症は動かさないほうが良いか
→痛みがない場合でも、大きく口を開ける動作や急な動作は避けるようにしてください。
顎関節症に対する当院の考え
ふじみ野駅西口接骨院では、顎関節症に対する施術として、痛みの軽減と機能の回復を目指しています。顎関節症は、顎の関節や咀嚼筋に問題が生じることで、口の開閉時に痛みや違和感を感じる症状です。この症状に対して、ふじみ野駅西口接骨院では、まず患者様の状態を詳しく評価し、原因を特定することから始めます。
施術方法には、手技メニューや物理メニューが含まれます。手技メニューでは、顎関節や周囲の筋肉を柔らかくするためのマッサージやドライヘッド矯正を行い、これにより筋肉の緊張を緩和し、関節の可動域の軽減が期待できます。物理療法では、温熱療法などを用いて、痛みの軽減と血流の促進を図ります。
顎関節症はなぜ起こるのか?
顎関節症の主な原因は、これまで噛み合わせによるものと考えられてきました。しかし、最近では顎関節症の原因は一つではなく、様々な要因が絡み合うことで引き起こされていることがわかっています。
考えられる要因として、歯並びや噛み合わせの悪さによる顎関節への負担、顎関節がもともと弱いといった構造上の問題、ストレスや不安などによる顎周りの筋肉の緊張などが挙げられます。また、日常生活でのささいな習慣や癖なども大きく影響しています。
具体的には、「頬杖をつく」「歯ぎしり」「噛み癖」「食いしばり」「うつぶせ寝」「猫背」「硬いものを食べる」「大口を開ける」などの習慣が、顎に負担をかけるため、顎関節症の要因となる可能性があります。
顎関節症を放っておくとどうなるのか?
顎関節症を放置すると、顎の局部的な炎症にとどまらず、進行して全身に影響が及ぶ可能性があります。顎のずれや噛み合わせが悪化すると、顔面骨格の歪みにつながるほか、頚椎の歪みや仙骨の歪みなど、全身症状へと進行するケースも考えられます。
顎関節症の進行によって現れる全身症状としては、以下のようなものがあります。頭痛、目の疲れ、眼精疲労、鼻詰まり、耳の痛み、肩こり、腰痛、手足のしびれ、めまいなどです。症状が重くなると、しびれやめまいなどの不調が現れ、その影響で気分が落ち込み、日常生活に支障をきたす恐れもあります。
そのため、これらの症状が気になる場合は、早めに専門的な場所で診てもらうことをおすすめします。
顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?
顎関節症に軽減が期待できる当院の施術メニューは、ドライヘッド矯正と骨格矯正です。顎関節症は、顎関節の噛み合わせが悪く、硬いものを食べたり、あくびなどで大きく口を開けた際に、ガクッと音がしたり、引っかかり感を感じる状態です。この症状に対しては、顎関節周辺の筋肉を緩めることで、症状の軽減が期待できます。
当院のドライヘッド矯正では、首や肩、顔、頭の筋肉を緩め、血行を良くすることで筋肉の張り(筋緊張)を抑えます。
骨格矯正は、頚椎の歪みを整えることで筋肉の負担を和らげ、筋緊張が起こりにくい状態を目指します。
当院では、首や顎関節周りの筋肉の負担を軽減し、症状を和らげていきます。
その施術を受けるとどう楽になるの?
上記で紹介した当院の施術を受けると、どのように変わるかをご説明いたします。
まず、ドライヘッド矯正は頚部の緊張を取ることで、首や肩、頭の血行が良くなります。血行が改善されることで、筋肉がしっかりと働き、顎関節の動きがスムーズになり、引っかかり感などが軽減されます。
骨格矯正も同様に、首や肩の筋緊張を取り除き、頚椎の歪みを軽減することで、顎関節に負担をかけない状態を作り出すことができます。また、頚椎の歪みを整えることで首の可動域が確保され、再発予防にもつながります。
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は、1週間に2〜3回です。顎関節は話すときや食べるときに動かすため、常日頃から負担がかかっている部位です。そのため、頻繁にケアをしておかないと負担が積み重なり、顎関節症の症状や首・肩、顎関節の痛みにつながる可能性があります。
症状をいち早く軽減するためには、定期的に施術を受けることをおすすめします。