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産後腰痛 について

産後腰痛とは?

産後の腰痛は、産後に多くの女性が経験する症状です。出産後に様々な身体的な変化として表れるマイナートラブルの一つとして知られています。体力の低下や姿勢の変化、肩こり、足のむくみ、腰の痛みなどと同様に見られるもので、出産時のホルモンバランスの乱れや育児による物理的な負荷から、特に腰痛が起こりやすくなります。

具体的に、産後の腰痛がいつまで続くかは個人差がありますが、最初の3カ月はホルモンバランスの変化が頻繁に起こるため、腰痛の辛さを感じる方が多いです。中には、半年や1年、長い方では3年ほど腰痛が続くこともあります。

産後腰痛の根本原因は?

産後腰痛は出産に伴う身体の変化が影響しています。具体的な原因としては以下のような点が挙げられます。

1.姿勢の変化
妊娠中は腹部や乳房が大きくなるため、姿勢を保持する際に反り腰になりがちです。特に妊娠中期から後期にかけて、骨盤に対して体の後ろ側に重心がかかりやすくなります。これにより、背骨や骨盤のバランスが変わり、腰椎や骨盤に負担がかかります。

2.ホルモンの影響
妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌され、骨盤を広げる役割を果たします。しかし、このホルモンの作用により、全身の筋肉や靭帯が緩んでしまいます。特に腰回りの筋肉が弱まることで、腰痛が生じやすくなります。

3.分娩に伴うストレス
分娩時には骨盤底筋への負荷が大きくなります。骨盤底筋は姿勢を安定させる役割を果たす筋肉で、分娩時に過度に伸ばされます。また、出産後に開いた骨盤は約1ヶ月かけて回復します。その間、筋肉や靭帯が緩んだ状態で生活しているため、腰痛が発生しやすくなります。

こんなお悩みはありませんか?

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産後腰痛が引き起こす症状を5つ紹介します。

腰部の痛み
産後、腰部に痛みを感じることがあります。姿勢の変化や筋肉の緊張が原因となることがあります。

骨盤の歪み
妊娠中に骨盤が広がり、産後も元の位置に戻らないことがあります。骨盤矯正により改善が期待できます。

肩こり
赤ちゃんの抱っこや授乳などで肩に負担がかかり、肩こりが生じることがあります。

脚のむくみ
産後、脚のむくみが気になる方も多いです。血流改善の施術で軽減できます。

体力低下
出産後は体力が低下しやすいです。整体やカイロプラクティックで体調を整えましょう。

産後腰痛に対する当院の考え

産後腰痛についての当院の考えとしては、早期に施術を行うことをお勧めいたします。

妊娠から産後にかけて「リラキシン」というホルモンが分泌され、このホルモンは骨盤を開く原因となります。リラキシンは、骨盤や恥骨結合部を緩め、産道を広げる作用があるため、出産には欠かせないホルモンです。しかし、逆に言えば、骨盤が緩んでいる状態は妊娠以前の通常時よりも症状の軽減が期待できるとも言えます。

当院では「産後矯正」という施術があり、産後1ヶ月から受けていただくことが可能です。後回しにしてしまいがちですが、ぜひこの機会に施術を受けて、妊娠前のお身体を取り戻しましょう。

産後腰痛はなぜ起こるのか?

産後腰痛でまず考えられるのは、先ほどご紹介した「リラキシン」というホルモンです。リラキシンが分泌されることで靭帯の緩みや骨盤の歪みが引き起こされ、腰痛を引き起こすことがあります。

他にも、育児中の姿勢不良による影響も考えられます。抱っこはもちろんのこと、オムツを替える動作や授乳時にも腰にかかる負担はかなり大きいです。前かがみの姿勢や後ろに反らす抱っこの姿勢は、どちらも腰に大きな負担がかかるだけでなく、腰の筋肉が緊張しやすくなります。そのため、腰痛を引き起こす要因となることが多いです。

産後腰痛を放っておくとどうなるのか?

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腰痛を放置してしまうと、育児中は忙しく、妊娠中や分娩中に負担がかかった腰を休ませる時間がないため、悪化してしまう可能性が高いです。そして、骨盤も開いたままになってしまうため、内臓器が下がり、お腹がポッコリ出てしまったり、尿漏れの症状が出ることもよく聞かれます。

育児で時間がないことや、赤ちゃんを預かってくれる人がいないなどの理由から、腰痛を放置してしまう方も多いです。痛めた腰をかばうように無理な姿勢をとることで、腰痛がさらに悪化してしまうことが考えられます。当院ではキッズスペースを確保しておりますので、多くのお子様連れの方もご来院されています。産後1ヶ月からしっかりと施術を行いましょう。

産後腰痛に効果的な当院の施術メニューは?

産後腰痛に効果が期待できる当院のメニューには、産後骨盤矯正、骨盤はがし、筋膜ストレッチ、楽トレなどがあります。

産後は約6か月間、ホルモンの影響で骨盤が開きやすく、緩みやすくなっています。そのため、『産後骨盤矯正』を行うことで、しっかりと骨盤を引き締めることができ、産後の腰痛予防や軽減が期待できます。

また、『骨盤はがし』と『筋膜ストレッチ』は、骨盤周りや下肢の筋肉を緩めることができるため、腰に負担がかからない身体を作ることが可能です。

『楽トレ』はインナーマッスルを鍛えることができ、姿勢の維持にも関与します。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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『産後骨盤矯正』を受けることで、産後に緩んでしまった骨盤を引き締め、抱っこや授乳時に負担がかからない身体の状態を作ることができます。そのため、長時間の抱っこでも辛さが出にくくなります。

『骨盤はがし』や『筋膜ストレッチ』を受けると、骨盤周りや下肢の筋肉の柔軟性が向上し、身体の負担を軽減することが可能です。これにより、腰痛予防や腰痛軽減に繋がります。

『楽トレ』を受けると、姿勢の維持に非常に大切なインナーマッスルを鍛えることができるため、無理な体勢ではなく良い姿勢で育児や家事を行うことができます。

産後腰痛を軽減するために必要な施術頻度は?

紹介イメージ

産後腰痛を軽減するために必要な施術頻度は、1週間に2~3回程度の施術が望ましいとされています。産後はお子様がまだ小さく、抱っこや授乳などで身体に負担がかかる日常が続いています。そのため、その負担を減らすためにケアとしての施術頻度が必要です。

また、産後の骨盤を放置すると歪んだまま固まってしまい、後に腰痛などの症状を引き起こすことがあります。産後の歪みが一番戻りやすい2ヶ月~6ヶ月の間に、しっかりとケアを行うことをおすすめいたします。